ベランダやバルコニーの床を暑さ対策すると、室内の暑さがかなりやわらぎます。
夏はギラギラとした太陽光がベランダの床に降り注ぎ、その光が反射して室内に入り込んできます。
また、ベランダの床が太陽の熱を吸収し、その吸収した熱が窓を通じて室内に入り込むことも。
ベランダの床を暑さ対策するためには、
- 反射する太陽光
- 吸収する太陽熱
この2つを減らすことがポイント。
大丈夫です!
この記事では、激安、かつ、おしゃれな商品を使って、ベランダの床を暑さ対策する方法を紹介していきますよ。
それと、ベランダの床を暑さ対策するときに、注意してほしいことがいくつかあります。
このように、リフォーム設計のプロである筆者から見て、おすすめできないアイテムがふつうに販売されているし、ランキング上位にあったりします。
この記事を読めば、適切なアイテムでベランダの床を暑さ対策できるようになりますよ。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
すぐにおすすめのアイテムを知りたいんだという人のために、リンクを先に張っておきます。
おすすめのウッドパネル
おすすめの人工芝パネル【プレミアム】
おすすめの人工芝パネル
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ベランダの床の暑さ対策におすすめのアイテム2つ
ベランダの床を暑さ対策するために、おすすめのアイテムは以下2つです。
- ウッドパネル
- 人工芝
ちょっと待ってください。
ひとことでウッドパネルや人工芝と言っても、選んではいけないタイプの商品が数多くありますよ。
それに、色選びを間違えると、まったく暑さ対策にならなかったり、キラキラと太陽光が反射してまぶしさに不快感を覚えることも。
どんな商品がおすすめで、どんなことに注意してベランダの床を暑さ対策すればいいのかを確認してから、商品を買っても遅くはありません。
ベランダの床をウッドパネルで暑さ対策
ベランダの床を暑さ対策するのにおすすめのアイテム、1つ目はウッドパネル。
ウッドパネルをベランダの床に敷き詰めることで、太陽光が室内に反射したり、ベランダ自体に熱が吸収される量をググっと減らします。
- おすすめのウッドパネル
- このウッドパネルがおすすめな理由
この2項目にわけて説明していきます。
おすすめのウッドパネル
さっそく、ベランダの床の暑さ対策におすすめのウッドパネルを紹介します。
グッドライフウッドのウッドパネルは、バリエーションが豊富。
さらに、次に紹介する人工芝パネルと組み合わせることもできてしまいます。
ウッドパネルの取り付けは、30cm四方のウッドパネルをパチパチとジョイントしていくだけ。
ベランダの広さにもよりますが、不器用な人でも2時間あればじゅうぶんに敷き詰められてしまいますよ。
次はその「この商品をおすすめする理由」について、お話しますね。
このウッドパネルがおすすめな理由
続いて、なぜ先に紹介したウッドパネルがおすすめなのかについて、お話します。
理由は4つ。
- 人工木であること
- 水はけがいいこと
- 表面が平らでないこと
- 値段のわりに高級感があること
1つずつ説明します。
人工木であること
おすすめのウッドパネルを選んだ理由、1つ目は人工木でできていること。
/
断言します!
\
ウッドパネルやウッドデッキは、天然木のものを選ぶと、ほぼ100%の確率で後悔します。
そうなんです。
筆者もこの記事を書くにあたり、ウッドパネルのランキングサイトなどをチェックしました。
そして、
と疑問に思いました。
リフォーム設計をしている筆者は、築10年以上経った家におじゃまする機会が頻繁にあります。
天然木を使ってウッドデッキを造ったり、ウッドパネルを施工したりした人は、ほとんどもれなく、そのメンテナンスの大変さに疲れ切っていますよ!
ウッドデッキやウッドパネルなど、外部の床面に降り注ぐ太陽光は、とんでもない量。
さらに、雨もあたります。
その太陽光と雨によって、天然木はほんの数年で色あせしたり、劣化してしまうのです。
こまめに塗装をすればキレイな状態を保てますが、すぐにまた退色するので、
/
いいかげん、
面倒くさい!
\
こんな残念な感想を、筆者は何度聞かされたかわかりません。
そして、その薄汚れた天然木のウッドデッキやウッドパネルを樹脂入りの人工木のものに交換したことも、一度や二度ではありません。
参考までに、施工して11年経ったウッドデッキの例。
↓ ↓ ↓
これは、レッドシダーのウッドデッキ。
写真だとイマイチ伝わらないかもしれませんが、このウッドデッキは既に腐っていて、上を歩くことができません。
ここまで腐らなくても、天然木はわりとすぐに表面がささくれてくるので、素足で歩くのをちゅうちょしますが、人工木なら大丈夫。
↓ ↓ ↓
ささくれを気にせず、素足で歩けます。
ウッドパネルは、絶対に!人工木がおすすめです。
水はけがいいこと
おすすめのウッドパネルを選んだ理由、2つ目は水はけをきちんと考慮していること。
ベランダの床に水が滞留すると、防水層やその下の構造材を傷めることが多々あります。
おすすめのウッドパネルの裏面はこんな感じなので、水がきちんと流れていきます。
↓ ↓ ↓
パネル裏の突起があり、そこを水が流れてパネル下に水が滞留しないのです。
なんでもないことのように見えて、実はとても大切なポイント。
表面が平らでないこと
おすすめのウッドパネルを選んだ理由、3つ目は表面が平らでないこと。
ウッドデッキやウッドパネルは、表面が平らだと太陽光を反射しやすく、熱も吸収しやすくなります。
ですので、ウッドパネルの表面はデコボコしているもののほうが、暑さ対策としては優れています。
おすすめのウッドパネルの表面はこんな感じ。
↓ ↓ ↓
しっかり、デコボコ。
見た目としても、凹凸があったほうが高級感があっていいですよね。
値段のわりに高級感があること
おすすめのウッドパネルを選んだ理由、4つ目は値段のわりに高級感があること。
人工木というと、このように考える人がけっこういます。
でも、おすすめのウッドパネルは違います。
ホンモノの木と樹脂をまぜてつくった材料なので、きちんと木の風合いがありますよ。
↓ ↓ ↓
そして、お値段のこと。
おすすめのウッドパネルは、25枚で7,980円(税込)。
1枚あたり、320円です。
それに対して、カインズの人工木ウッドパネルは、こんな感じ。
↓ ↓ ↓
出典:カインズ
木目の感じが高級感を出していますが、表面がデコボコしていません。
1枚あたり598円。
おすすめのウッドパネルと比べて、2倍近い価格です。
他社品も似たり寄ったり。
水はけに配慮できていて、人工木で、表面にデコボコがあって、ある程度の高級感があって、激安。
ここまでの条件がそろっているのは、このウッドパネルだけでした。
↓ ↓ ↓
ウッドパネル
ベランダの床を人工芝で暑さ対策
ベランダの床を暑さ対策するのにおすすめのアイテム、2つ目は人工芝。
ウッドパネル同様、人工芝をベランダの床に敷き詰めることで、太陽光が室内に反射したり、ベランダ自体に熱が吸収される量を大幅に減らします。
おすすめの人工芝は、先に紹介したウッドパネルと同じシリーズの商品。
↓ ↓ ↓
ベランダの床そのままだと、熱くてとても素足では歩けないけれど、人工芝を敷けば熱くなりにくく、室内に入り込む熱の量も激減します。
この人工芝をおすすめする理由は、以下2つ。
- 水はけがいいこと
- 値段のわりに高級感があること
1つずつ説明していきます。
水はけがいいこと
おすすめの人工芝を選んだ理由、1つ目は水はけに考慮した商品であること。
先に紹介したウッドパネルと同シリーズなので、こちらの人工芝もかなり水はけが優秀。
↓ ↓ ↓
ベランダの床に水を滞留させるのは、百害あって一利なし!なので、水はけのよさは絶対に必要な条件です。
値段のわりに高級感があること
おすすめの人工芝を選んだ理由、2つ目は値段のわりに高級感があること。
実は、人工芝は100均で売っているものから、高級なものまでピンキリ。
先にお話した水はけをきちんと考慮している商品を選ぶのは絶対に必要ですが、見た目もある程度はこだわりたいところです。
人工芝で見た目の高級感を大きく左右するのは、草のムラ。
緑一色だけの人工芝だと、いかにも人工!という芝生になってしまうのです。
おすすめの人工芝はこんな感じ。
↓ ↓ ↓
プレミアム人工芝パネル
超リアル&フッサフサ。
通常品の1.6倍の密度です。
人工芝パネル
お値段抑え目なのはこちら。
芝をなじませれば、ジョイント部が目立たなくなるのもポイントです。
↓ ↓ ↓
他社品と価格を比較してみましょう。
おすすめの人工芝は、20枚で7,780円(税込)。
1枚あたり、389円です。
それに対して、カインズの人工木ウッドパネルは、こんな感じ。
↓ ↓ ↓
出典:カインズ
異なる色の草を混ぜていますが、2色だけなのでちょっとのっぺりとした印象です。
1枚あたり598円。
こちらも、おすすめの人工芝と比べて、2倍近い価格です。
水はけに配慮ができていて、ある程度の高級感があって、激安。
ここまでの条件がそろっているのは、この人工芝だけでした。
↓ ↓ ↓
おすすめの人工芝パネル【プレミアム】
おすすめの人工芝パネル
ベランダの床を暑さ対策するときに注意すること5つ
ベランダの床を暑さ対策するときに、注意すべきことについてお話していきます。
注意すべきことは以下5つ。
- ベランダの床に天然木はおすすめできない
- ベランダの床は色選びが超重要
- ベランダは水はけがなによりも大切
- ベランダの避難ばしごに注意
- ベランダの床にラグはおすすめできない
1つずつ解説していきます。
ベランダの床に天然木はおすすめできない
ベランダの床を暑さ対策するときに注意すること、1つ目は天然木でできた商品。
先にお話したウッドパネルやウッドデッキだけでなく、天然木をつかったすのこなども、ベランダの床には不向きです。
ウッドデッキやウッドパネルは、外部に使う樹種で最も強いとされている「イペ材」でさえ、3年も経てばみごとに色が抜け、残念な姿になります。
それよりも対候性が弱い材料のウッドパネルなら、色が抜けるのはあっという間。
杉のウッドパネルをよく見かけますが、リフォームのプロである筆者から見ると、
/
ありえないです!
\
庭に使えば速攻で色が抜けて、腐って、白アリにやられます。
ベランダでも美しい姿を保っていられるのは、ほんの一瞬。
日当たりが悪く、雨もほとんどあたらないベランダなら長持ちするかもしれないですが、そうなると暑さ対策の必要がないですよね
ウッドデッキやウッドパネルを造るすべての人に言います。
ベランダの床は色選びが超重要
ベランダの床を暑さ対策するときに注意すること、2つ目は色選び。
ベランダの床だけではなく、テラスの床、ウッドデッキの床、外部に使う床で室内から見えるものは、白っぽいものを選ぶとキラキラと光が反射してとてもまぶしく感じます。
年を取ればとるほどまぶしさには弱くなるので、真っ白でないベージュくらいの色でも、まぶしいとおっしゃる人がかなりいるのです。
たとえば、ニトリのウッドパネル。
↓ ↓ ↓
出典:ニトリ
グレーですが、日当たりのいい場所にこれを使うと、そうとうまぶしく感じるはず。
黒っぽい色を選ぶと、今度は暑さを吸収しやすくなってしまいます。
出典:アイリスオーヤマ
ベランダの床を暑さ対策する場合は、淡すぎず濃すぎない色を選びましょう。
おすすめのウッドパネルなら、どの色を選んでもOK。
人工芝の緑色も、もちろん大丈夫です。
ベランダは水はけがなによりも大切
ベランダの床を暑さ対策するときに注意すること、3つ目は水はけ。
リフォーム設計をしていると、戸建ての木造バルコニーからの雨漏れをよく見かけます。
その原因のほとんどが、排水ドレンが詰まったりして、床に水が滞留してしまったこと。
木造だけでなく、RC造のマンションでも、ベランダの床に水が滞留するのはよくありません。
先におすすめしたウッドパネルや人工芝のように、水はけをきちんと考慮した商品を購入しましょう。
ベランダの床にぺったりと張り付け、排水経路がとれないような商品もけっこう売られているので注意してくださいね。
このような商品をベランダの床に張ると、材料の下に水が滞留して防水や構造によくないだけでなく、カビの温床にもなりかねません。
ベランダの避難はしごに注意
ベランダの床を暑さ対策するときに注意すること、4つ目は避難はしご。
この避難はしごは、火災などのときに避難経路となるもの。
ふさいでしまうと、いざというときに困ります。
ですので、常にふたが開けられるようにしておく必要があります。
ウッドパネルや人工芝などを敷き詰める際も、ふたの部分とそうでない部分を連結してしまうと、ふたが開けにくくなるので、ふたの部分は連結しないようにしましょう。
ベランダの床にラグはおすすめしません
ベランダの床を暑さ対策するときに注意すること、5つ目はラグ。
アウトドア用のラグというものを見かけますが、先にお話した水はけなどの理由から、床にぺったりとはりつくようなアイテムは、ベランダに不向きです。
晴れた日に、一時的にラグを敷いて楽しむのなら、まったく問題はありません。
でお、常に敷きっぱなしにすると、ラグとベランダの床の間に水や湿気が滞留し、よろしくありません。
ベランダの床を暑さ対策|まとめ
ベランダの床を暑さ対策するのに、おすすめのアイテムを2つ紹介しました。
どちらも以下の効果があり、室内の暑さ対策にとても有効です。
- 太陽光がベランダの床に反射して、室内に暑さが入り込む量を減らす
- 太陽の熱がベランダの床に吸収されるのを防ぐ
真夏にベランダの床が受ける太陽光や熱は、本当にものすごい量。
そこを暑さ対策するのはめちゃくちゃ効果的なので、ぜひおすすめしたプチプラアイテムを使って試してみてくださいね。
猛暑を少しでも快適に過ごせますように。
ウッドパネル
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