部屋を間仕切りして、寒さ対策をしましょう。
全館空調をしていない家には、寒い部屋と暖かい部屋があります。
その寒い部屋と暖かい部屋に「仕切り」を入れると、寒さ対策にとても効果的。
この記事では、リフォーム設計のプロである筆者が、おすすめの間仕切り方法を紹介していきます。
どちらの人にも参考にしてもらえるよう、プチプラやDIYでできる仕切りから、本格的な仕切りまで幅広く紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、あなたに合う部屋の仕切り方を見つけてくださいね。
今年の冬は、暖かい部屋で快適に過ごしましょう(^-^)
寒さ対策の別記事もあわせてどうぞ。
どの部屋を間仕切りして、寒さ対策すべきか
部屋の間仕切りで寒さ対策をすることが有効だとお話しましたが、まずはどの部屋を間仕切りしたらいいかについてお話します。
間仕切りすべき部屋はこんな感じ。
↓ ↓ ↓
玄関~廊下
出典:ニチベイ
玄関は、家の中でもかなり寒い空間。
その玄関と廊下を仕切り、玄関の冷気が廊下に入り込まないようにしましょう。
戸のない部屋や収納スペース
出典:TOSO
収納内部には暖房機器がないので、寒い空間になりがち。
頻繁に出入りする空間ではないので、仕切りを設けて暖かい部屋に冷気が入ってこないようにしましょう。
階段
出典:TOSO
階段も冷たい空気が降りてきやすい場所。
温かい空気はどんどん上に逃げていくので、階段の下に仕切りを入れると、寒さ対策にとても効果的です。
階段の仕切りについて、1つ注意があります。
それは、
/
階段の上部に
仕切りを
入れないこと
\
1、2階で世帯を分けた二世帯住宅などで、「上階の」この位置に戸をつけたいという依頼をよく請けます。
↓ ↓ ↓
残念ながら、この位置へ戸をつけるのはNG。
なぜかというと、とてもキケンだからです。
階段で寒さ対策をする場合は、必ず下階で仕切りましょう。
ここまでに紹介した部屋は、冷暖房もなく、人が頻繁に出入りする空間ではないので、寒くなりがち。
間仕切りすることで、その冷気を暖かい部屋に入れないようにします。
ここで、間仕切り寒さ対策の注意が1つ。
間仕切りをすると、
- 寒い部屋はより寒く
- 暖かい部屋はより暖かく
なります。
ですので、頻繁に出入りする部屋を間仕切りするのは、あまりおすすめできません。
たとえば、トイレにつながる廊下。
ここを間仕切りしてしまうと、トイレに行くたびにものすごく寒い廊下を通らなければならず、とても不快。
玄関のように、1度通り過ぎたらあまり出入りしない部屋を中心に、間仕切りしていきましょう。
では、部屋を間仕切りする具体的な方法を紹介していきますね。
部屋を間仕切りして寒さ対策①つっぱりロールスクリーン
部屋を間仕切りする方法、1つ目はつっぱりロールスクリーン。
つっぱる力でロールスクリーンを固定するので、壁や天井にビス穴をあけずに取り付けが可能。
賃貸にすんでいる人や、ビス穴を開けたくない人におすすめの方法です。
部屋の仕切りや寒さ対策が不要な時期には、ロールスクリーンを巻き上げてしまえば、視界に入らないので、インテリアをジャマしません。
寒さ対策のための間仕切りなので、できるだけ壁とロールスクリーンの隙間は少なくしたいもの。
さらに、遮光機能がついたロールスクリーンの方が、部屋の寒さ対策には効果的です。
ですので、一級遮光、かつ、部品の幅を狭くしたスリムタイプのロールスクリーンがおすすめ。
おすすめのつっぱりロールスクリーンは、びっくりカーペットのもので、めちゃくちゃ安いのに品質も悪くありません。
筆者がリフォーム設計で担当するお施主様に、何度も紹介して満足していただいている商品です。
つっぱって固定する都合上、取り付ける場所の開口幅によって、選べる商品が異なります。
↓ ↓ ↓
幅180cmまでなら、こちら
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部屋を間仕切りして寒さ対策②つっぱりカーテンレール+断熱カーテン
部屋を間仕切りする方法、2つ目はつっぱりカーテンレール+断熱カーテン。
画像のカーテンレールは、窓にカーテンレールをつっぱっていますが、壁と壁の間に取り付けて間仕切りすることも可能。
こちらも、つっぱりロールスクリーン同様に、つっぱる力でカーテンレールを固定します。
ですので、壁に穴を開けずに取り付け可能。
つっぱりロールスクリーンよりも壁とのすき間が少ないので、部屋の寒さ対策にはより効果的です。
つっぱり棒でもカーテンはかけられますが、その場合、カーテン側にハトメ加工が必要。
↓ ↓ ↓
出典:ニトリ
ハトメ加工にするために費用がかかるし、気密性能も落ちるので、筆者はつっぱりカーテンレール+断熱カーテンの組み合わせをおすすめしています。
部屋の仕切りや寒さ対策が不要な時期には、レールごと外してしまってもいいし、カーテンだけを外してもOK。
つっぱりカーテンレールに合わせるカーテンは、断熱性能のあるものがベター。
なにもつけない場合とくらべて、35%も保温力がアップするカーテンがありますよ!
つっぱりカーテンレール
保温カーテン
遮熱断熱カーテン
部屋を間仕切りして寒さ対策③上吊り戸
部屋を間仕切りする方法、3つ目はアウトセット上吊り戸
出典:パナソニック ベリティス
アウトセット上吊戸なら、
- 既存壁組のまま
- 床をいじらずに
上吊りの引き戸を取り付けることができます。
ただ、上吊りのレールをつける壁内部には、補強のための下地が必要。
壁紙を一部張り替える工事が発生します。
引き戸は、開けっ放しでも戸がジャマにならないので、部屋の仕切りや寒さ対策が不要な時期も安心です。
上吊りにすれば、床に敷居やレールがないので、見た目スッキリで、掃除もラク。
DIYでやるのはちょっと厳しいけれど、リフォーム会社に依頼してもそれほど高額な費用はかかりません。
部屋を間仕切りして寒さ対策|まとめ
部屋を間仕切りし寒さ対策をする方法について、お話してきました。
- 賃貸にお住いの人にも
- 壁や天井に穴をあけたくないという人にも
- 本格的に対策したいという人にも
できる部屋の寒さ対策があったと思います。
広々とした仕切りのない間取りは解放感があって素敵ですが、寒さ対策という意味では不利。
必要な時期には、適度に仕切りを入れて、寒さ対策をしましょう。
たった1つの間仕切りが、寒い部屋をグッと暖かく、過ごしやすくしてくれます。
今年の冬は、暖かい部屋で快適に暮らしましょう。
つっぱりロールスクリーン
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つっぱりカーテンレール+断熱カーテン
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