新築マンションのオプションには、以下のものがあります。
- おすすめのもの
- あまりおすすめではないもの
- 非常識価格すぎて全くおすすめではないもの
新築マンションは購入したままの状態(標準仕様)でも、十分住むことが可能。
でも、オプションを追加することで、よりグレードを上げたり、生活しやすくすることができるので、オプションに数百万円をかける人もざらです。
ただ、新築マンションのオプションは、基本的に割高。
オプションによっては、マンション引渡し後にリフォームで施工したほうが安いものも。
また、オプションは選べる仕様が限定されるのに対し、リフォームは選択肢が大量にあるので、より自分の理想に近づけることが可能です。
とはいえ、すべてマンション引渡し後にリフォームで対応すべきというわけではなく、オプションで対応した方がよい項目も。
この記事では、リフォーム設計のプロで、新築マンションのオプション販売員をしたこともある筆者が、新築マンションのオプションで主なものについて、おすすめ度をランキングにて紹介していきます。
ぜひ、最後まで読んで、おすすめのオプションとそうでないオプションを見分けましょう!
新築マンションのオプションについてのおすすめランキングを紹介する前に、
- 簡単なアンケートにwebで回答
- 売買契約書の写真データをアップロード
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この記事で記載するオプションの内容や価格は、いくつかの新築マンションの資料から抜粋したものを使用しています。マンションによってオプション内容や価格は大きく異なるので、ご承知おきください。また、価格は全て記事作成時のものとします。
新築マンションのオプションについて、基本的な考え方を別記事で詳しく説明しています。
あわせてどうぞ!
新築マンションのリフォームについての記事はこちら。
新築マンションの標準仕様についての記事はこちら。
- 新築マンションのオプション|おすすめはどんなものか
- 新築マンションのオプション|おすすめランキング
- 新築マンションおすすめオプション第1位|ハンズフリーキーなど玄関まわりのグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第2位|間取り変更
- 新築マンションおすすめオプション第3位|ドアや床、キッチン扉など、色の選択
- 新築マンションおすすめオプション第4位|ピクチャーレールの新設
- 新築マンションおすすめオプション第5位|便器のグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第6位|手摺の追加
- 新築マンションおすすめオプション第7位|ガスコンロやIHなど調理器のグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第8位|キッチン水栓金具のグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第9位|電子コンベックなどオーブンの設置
- 新築マンションおすすめオプション第10位|ユニットバスのグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第11位|食器棚の追加、または、グレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第12位|洗面化粧台カウンターなど、洗面台のグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第13位|キッチンカウンターなど、キッチンのグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第14位|電気関係のオプション
- 新築マンションおすすめオプション第15位|床・壁・天井の仕上など、内装のグレードアップ
- 新築マンションおすすめオプション第16位|エアコンのグレードアップ
- 新築マンションのオプションおすすめランキング|まとめ
新築マンションのオプション|おすすめはどんなものか
新築マンションのオプションで、おすすめのものとはどんなものか。
オプションのおすすめランキングを紹介する前に、オプションのおすすめ度合を、どう決めているかについてお話します。
新築マンションのオプションには、大きく分けて2種類のオプションがあります。
- 建築中オプション
- インテリアオプション
建築中オプションはマンション本体と同時に施工するオプションで、インテリアオプションはマンション引渡し後に施工するオプションのこと。
インテリアオプションについては、オプションを利用するメリットはあまりなく、信頼できるリフォーム会社やインテリア会社があるのなら、そちらに頼んでも全く問題はありません。
建築中オプションについては、マンション本体と同時に施工するため、無駄なく施工できるというのが建前。
例えば、便器のグレードアップをしたい場合、引き渡し後にリフォームで対応しようとすると、
- 標準仕様の便器を撤去処分
- 床材の張替
- アップグレードした便器の取付
このように無駄な工事が発生しますが、オプションを選んだ場合は①②の工事は不要となり、プラスになるのは材料費の差額だけというイメージになります。
考え方やイメージとしては、オプションを利用すると無駄がなくお得に施工できそうな感じがしますね。
でも、実際のオプション価格は、材料費の差額とはかけ離れた割高さ。
どれくらい割高かというと、「マンション引渡し後にリフォームをする」のと比べ、より高額なオプションもいくつかあるし、たいして安くないオプションがほとんどというレベルです。
これから紹介するおすすめのオプションランキングは、リフォームと比較して割高かそうでないかをベースに、ランク付けしています。
あまりに割高でオプションを利用するメリットが少ないものは、ランキングの順位が下の方になります。
とはいえ、各新築マンションによってオプション価格はかなりバラつきがあるので、それを考慮しながらランキングを見てくださいね。
新築マンションのオプション|おすすめランキング
新築マンションのオプションで代表的なものを、おすすめ順に、リフォーム設計のプロである筆者が独断と偏見でランク付けしていきます。
先に説明した通り、引き渡し後に施工する「インテリアオプション」については、オプションを利用してもリフォームを利用しても条件は同じなので、重要なのは信頼できる会社に頼むことだけ。
ですので、ここでは「建築中オプション」に限定し、ランキングで紹介していきます。
そして、建築中オプションには、以下2種類があります。
- 無償
- 有償
無償のオプションに関しては、基本的には自分の好きなものを自由に選んでOK。
注意が必要なのは、有償の建築中オプションです。
有償のオプションには
- 割高なもの
- 融通が利かず、リフォーム会社に依頼したほうがいいもの
などが紛れ込んでいるので、以下のおすすめ度やランキングを参考に、セレクトしましょう。
紹介する建築中オプションはこちら。
- 間取り変更
- ドアや床、壁、天井など、色の選択
- ガスコンロやIHなど調理器のグレードアップ
- 電子コンベックなどオーブンの設置
- キッチンの水栓金具のグレードアップ
- キッチンカウンターなど、キッチンのグレードアップ
- 食器棚の追加、または、グレードアップ
- 床・壁・天井の仕上など、内装のグレードアップ
- 洗面化粧台カウンターなど、洗面台のグレードアップ
- 便器のグレードアップ
- 手摺の追加
- ユニットバスのグレードアップ
- ハンズフリーキーなど玄関まわりのグレードアップ
- ピクチャーレールの追加
- 電気関係のオプション
- エアコンのグレードアップ
それでは、これらのオプションをランキング順に1つずつ解説していきます!
新築マンションおすすめオプション第1位|ハンズフリーキーなど玄関まわりのグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第1位はハンズフリーキーなど、玄関まわりのグレードアップ。
ハンズフリーキーなど、玄関の鍵に関するオプションは、引渡し後のリフォームでは対応できないケースがほとんど。
そのため、後からハンズフリーキーにしたいと思っても難しいのです。
カバンに鍵を入れておけば、ドアハンドルに付いたボタンを押すだけで開錠できるハンズフリーキーは、一度使ったら便利過ぎてやめられないほど。
ハンズフリーキーのオプションは、ぜひつけることをおすすめします!
また、カメラドアホンのオプションもよく見かけますが、これもできればつけておいた方が無難。
モニターとの互換性を後から調べるのは意外と面倒です。
新築マンションおすすめオプション第2位|間取り変更
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第2位は間取りの変更。
基本的に、オプションでの間取りの変更は、変更後のプランが決まっていて、その中から気に入ったものを選択します。
例えば、3LDKプランと2LDKプランのどちらかを選択するなど。
無償の場合も有償の場合もあります。
選択できるプランが自分の気に入る内容であれば、無償でも有償でもオプションでの対応がおすすめ。
理由は、引渡し後にリフォームで間取りを変えようとすると、床・壁・天井の内装をかなりやり直すことになるから。
多少割高でもオプションで対応したほうが、費用は少なくて済みます。
ただ、オプションで設定されたプランが気に入らず「自分好みの間取りに変更したい」という場合は、オプションでは対応しきれないので、リフォームで対応することに。
確かに少しもったいないのですが、実は新築マンションをリフォームする人は少なくありません。
キッチンやユニットバスなどの設備を交換せず、間取り変更と床・壁・天井の内装工事くらいなら、全面リフォームと比べ、それほど高額にはなりません。
そもそも新築マンションの床・壁・天井の仕上材はわりとチープ。
ですので、間取り変更と合わせて、自分好みのものに変更する人もたくさんいます。
オプションで対応しきれない間取り変更なら、リフォームで対応という考え方がおすすめです。
新築マンションのリフォームについては、別記事でくわしく説明しています。
新築マンションのリフォームVSオプション!使い分けをプロが解説
新築マンションおすすめオプション第3位|ドアや床、キッチン扉など、色の選択
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第3位はドアや床、キッチン扉など、色の選択。
出典:パナソニック ベリティス
色のテイストは、どのマンションでも無償で選択できることがほとんど。
有償でもそれほど割高ではないオプションです。
これも、自分好みのカラーテイストがオプションの選択肢にある場合は、オプション対応したほうが無駄がありません。
ただ、自分好みのカラーテイストがオプションの選択肢にない場合は、引き渡し後のリフォームで対応することになります。
オプションで選択できるカラーやテイストは、万人受けするシンプルなものばかり。
ちょっと遊びのあるデザインや、カラーが好きな人だと、オプションでは物足りないかもしれません。
間取り変更同様、オプションで対応しきれないのなら、リフォームで対応という考え方がおすすめです。
新築マンションおすすめオプション第4位|ピクチャーレールの新設
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第4位はピクチャーレールの新設。
ピクチャーレールの追加も、リフォームと比べると割高。
でも、そもそもの金額がそれほど高くないので、オプションが多少割高でも、それほど高く感じません。
参考までに、マンションAのピクチャーレールオプション価格は、13,000円/m。
リフォームで対応する場合、ピクチャーレールの材料代は定価で5,000円/mくらいなので、商品の割引や取り付け費用を考えると、トータルで8,000円~10,000円/mくらいといったところ。
マンションが竣工し、引き渡しをされてからピクチャーレールを施工しようとすると、
- 下地を入れるために壁や天井の壁紙を張り替える工事が必要になったり、
- ピクチャーレールを埋め込んで施工することができなかったり
このような不都合がでることも。
ですので、多少割高でも、オプションを利用した方がよいと筆者は考えます。
新築マンションおすすめオプション第5位|便器のグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第5位は便器のグレードアップ。
新築マンションの標準仕様で、筆者がいつも「チープだな」と思うものの代表格が便器です。
よく標準で採用されている便器がこれ。
出典:TOTO GG
定価256,100円
オプションとして、よく使われている便器はこれ。
出典:TOTO ネオレスト
定価379,000円
定価の差額は122,900円。
オプション価格は、
マンションA:178,000円
マンションB:140,000円
オプション価格が定価の差額より高いのが少し不満ではありますが、竣工後のリフォームで便器交換をしようとすると、
- 既存便器の撤去処分
- 床材の張替
これらの工事が必要なため、40万円近い金額に。
それなら、オプションでグレードアップしたほうが安くすみます。
もちろん、マンションによってグレードアップオプションの価格は異なるので、あまりにもオプション価格が高いようならリフォームでの交換も検討してくださいね。
新築マンションおすすめオプション第6位|手摺の追加
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第6位は手摺の追加。
出典:TOTO アクセサリー
手摺の追加は、「今すぐその手摺を使う人」にのみ、おすすめです。
このような人は、必要になったときに改めてつければOK。
なぜかというと、手摺が必要な場所は、手摺が必要になってからでないとわからないから。
必要のない場所にある手摺は、ジャマなだけなんです。
壁紙をはがさないと下地が入れられないということもありますが、壁紙をはがして下地を入れ手摺をつける工事はそんなに費用がかかるものではありません。
手摺は必要になってから考えましょう。
新築マンションおすすめオプション第7位|ガスコンロやIHなど調理器のグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第7位はガスコンロやIHなど調理器のグレードアップ。
ガスコンロのオプション価格は別記事、「新築マンションのオプションは割高なものばかり!選び方をプロが解説」で説明した通り、マンション引渡し後のリフォームで新しいガスコンロに交換するのと比べ5~6万円安くできる程度。
割高な上、選べるコンロの選択肢が少ないので、筆者のおすすめ度はあまり高くありません。
IHもコンロ同様、色々なメーカー、種類のIHがある中で選べる機種は1~2つ程度なので、せっかく交換するならより自分好みのIHを選択できるリフォームの方がおすすめです。
ちなみに、筆者のイチオシは、標準仕様の調理機器(ガスコンロやIH)を5年くらい我慢して使用し、「ちょっと汚れてきたな」という頃に自分好みの調理機器に交換するという対応。
ただ、ガスコンロ→IHに変更する場合は、分電盤から直接配線される太い配線が必要なので、オプションで配線込の対応をしておいたほうが無難。
引渡し後のリフォームでIH用の配線をしようとすると、露出配線として配線が見えてしまったり、配線を隠蔽するための床や壁、天井などの内装工事が発生したりします。
ガスコンロが標準仕様のマンションでも、IH用の配線が標準で入っているケースがあるので、よく確認してみてくださいね。
新築マンションおすすめオプション第8位|キッチン水栓金具のグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第8位はキッチン水栓金具のグレードアップ。
水栓金具のオプションについての考え方も、ガスコンロなどの調理機器と同じです。
オプションは材料価格の差額よりは割高だけど、リフォームで交換するよりは多少安いくらいの価格設定。
キッチンの水栓金具は、特殊なものでない限り、カウンターを触らずに交換が可能です。
まずは標準品でついている水栓金具を数年使い、その後、自分好みの水栓金具に交換するのがおすすめです。
新築マンションおすすめオプション第9位|電子コンベックなどオーブンの設置
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第9位は電子コンベックなどオーブンの設置。
調理機器(ガスコンロやIH)の下にオーブンや電子レンジを入れることができるオプションですが、そもそも筆者は「電子レンジ機能」を調理機器の下に入れることをあまりおすすめしていません。
電子レンジはお弁当を温めたり、飲み物を温めたり、冷凍しておいたものを解凍したりなど、わりと頻繁に使用する機器です。
頻繁に使用する機器は、できるだけ使いやすい場所に設けるのが基本。
調理機器の下に電子レンジがあると、物の出し入れをする都度、体をかがめて使わなければならず、とても使いにくいです。
ただ、「ガスオーブンを入れたい」という場合は話が別。
ガスオーブンの場合は、ガスコンロ下に設けないと、別の場所にガス配管を必要とするなど、少々面倒なことになります。
また、ガスオーブンや電子コンベックを入れる場合、その横に15センチ程度の収納キャビネットが必要。
出典:クリナップ ステディア
そのキャビネットの扉と、キッチン全体の扉とを揃えたい場合は、オプションで対応する必要があります。
リフォームでは扉材を合わせることができません。
新築マンションおすすめオプション第10位|ユニットバスのグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第10位はユニットバスのグレードアップ。
出典:TOTO 浴室
ユニットバスのグレードアップは、5万円以内の簡単なオプション、
- 浴槽形状変更
- 収納棚追加
- タオルバー追加
これらは、自分の希望に応じてつけてもいいかと思います。
でも、10万を超えるオプション、
- 超豪華な浴槽へのグレードアップ
- ミストサウナ
- お掃除浴槽
- 床ワイパー洗浄
これらは、ユニットバスメーカーの定価と比較して、相当割高なケースが多いため、おすすめできません。
例えば床ワイパー洗浄は、TOTOのオプション価格が定価で65,000円。(2022.12月現在)
それに対し、新築マンションAのオプション価格が、なななななんと!802,000円です。
この新築マンションAの価格設定がおかしいのはもちろんですが、他のマンションでもこのような非常識価格のオプションが必ず紛れているはず。
そういった非常識価格のオプションを選んでしまわないためにも、オプションを検討する場合は、必ずメーカーのカタログなどを見て定価を確認してみましょう。
新築マンションおすすめオプション第11位|食器棚の追加、または、グレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第11位は食器棚の追加、または、グレードアップ。
新築マンションによって標準で食器棚がついているケースと、食器棚は全てオプションというケースがあります。
食器棚はすべてオプションという場合、オプションで対応するメリットは、キッチンセットと食器棚の扉材を揃えられること。
ただ、キッチンセットと食器棚の扉材は、必ずしも揃えなくてもいいのではないかなと筆者は思っています。
例えば、こんな食器棚なら、どんな扉材のキッチンにも合いますよね。
出典:パナソニック ラクシーナ
そして、食器棚を追加するオプションも、グレードアップするオプションも、価格が意外に高め。
各メーカーの食器棚と比較した上で、オプションを採用するかどうかを検討しましょう。
新築マンションおすすめオプション第12位|洗面化粧台カウンターなど、洗面台のグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第12位は洗面化粧台カウンターなど、洗面台のグレードアップ。
グレードアップされる洗面台にありがちなのが、「ベッセル型」というカウンターの上に洗面ボウルがのっかっているデザインのもの。
出典:TOTO エスクア
確かにおしゃれで人気があるのですが、水栓から水が垂れてカウンターを濡らしてしまったり、顔を洗う時にカウンターに水が飛び散ってしまったりと、採用してから後悔されることが多いのが、このベッセル型の洗面台です。
また、標準でついている洗面台がそれほどグレードの高いものではないので、オプションをいくつかつけたところで、それほど見た目のグレードがアップするわけではありません。
洗面台にいくつかオプションをつけて、それなりの金額を使うくらいなら、引き渡し後にリフォームでたくさんの選択肢の中から自分好みの洗面台に変えてしまった方が満足度は高いでしょう。
もちろん、「カウンターだけをグレードアップさせればいいんだ」など、1~2か所のオプションをつけるくらいなら、リフォームよりオプションの方がお得です。
新築マンションおすすめオプション第13位|キッチンカウンターなど、キッチンのグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第13位はキッチンカウンターなど、キッチンのグレードアップ。
キッチンのグレードアップオプションとしては、
- カウンター
- カウンター側面貼り下ろし
- 扉材
- キッチンパネルグレードアップ
このようなものがあります。
これらのオプションを採用する理由として一番多いのは、「キッチンの見た目を良くしたい」というもの。
でも、オプションを多用したところで、キッチンは思うほど豪華になりません。
そもそも、新築マンションに標準仕様で入っているキッチンは、かなりチープ。
そのチープなキッチンに、いくつかオプションをつけたところで、たかが知れています。
しかも、キッチンのオプションはかなり割高なので、まとまれば結構な金額に。
そこまでキッチンにこだわるのであれば、いっそリフォームで自分好みのキッチンに入れ替えてしまった方が、満足度は高いと思います。
セラミック天板、塗装扉、ステンレスキャビネット、などなど、各メーカーには魅力的なキッチンがたくさん。
中途半端にオプションでそれなりの金額をかけるくらいなら、リフォームでキッチンセットごと交換することをおすすめします。
逆に、「どうしてもカウンターだけはオプションの材料がいい」など、1か所程度のオプションなら、リフォームより断然費用がおさえられるので、その場合はオプション対応のほうがベターです。
新築マンションおすすめオプション第14位|電気関係のオプション
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第14位は電気関係のオプション。
オプションにある電気関係のオプションは、以下のようなもの。
- コンセントの移設・新設
- LAN・TV・TELなどの移設・新設
- 照明器具用ひっかけシーリングの移設・新設
- ダウンライトの新設
- スイッチの移設・新設
筆者が新築マンションのオプション販売員をした時に、「なんて融通が利かないのだろう」と思った最たるものは、この電気工事。
- この場所にはコンセントがつけられません
- マルチメディアコンセントの増設はできません
- コンセントは同じ部屋に2つまでしか増やせません
- 大きな電力を必要とする専用回路は1か所までしか増設できません
などなど、制限だらけ。
リフォームを本業としている筆者としては、「いや、簡単にできるでしょ」と思うような制限だらけです。
/
しかも、
例にもれず割高!
\
ですので、コンセントを1~2個増やしたいとか、スイッチをちょっと移設したいなど、多少の電気工事ならオプションで対応したほうがいいですが、電気工事で対応したいことがたくさんある場合は、壁や天井などのクロスを張り替える前提で、リフォーム会社に依頼したほうが思い通りにできますよ。
割高なオプションをいくつも追加しているうちに、クロス張替費用ぐらいは、平気でかかってしまいますから。
新築マンションおすすめオプション第15位|床・壁・天井の仕上など、内装のグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第15位は床・壁・天井の仕上など、内装のグレードアップ。
出典:サンゲツ カーペット
筆者が価格表を見たマンションがたまたまそうなのかもしれませんが、内装工事のグレードアップオプションはかなり割高な傾向があります。
例えば、とある新築マンションのオプション価格は以下。
- アクセントクロス張り 13,000円/㎡
- フローリング→カーペットへの変更(6畳程度)マンションA 1,765,000円
- フローリング→カーペットへの変更(6畳程度) マンションB 194,000円
- フローリング→タイルへの変更(15畳程度)790,000円
アクセントクロスの材料は定価1,000円/㎡くらいのものですし、張り手間は標準のクロスを張るのと何ら変わらないので、13,000円/㎡のオプション価格は割高過ぎる印象。
マンションAのカーペットオプションについては論外で、「1桁間違えていませんか?」というレベル。
マンションBのカーペットオプション価格でも、フローリング張りとの差額としては、かなり割高です。
タイル張りへの変更オプションも㎡あたりに直すと、32,000円/㎡。
タイルの材料価格は、おそらく定価で10,000円/㎡程度のものなので、これもかなり割高。
アクセントクロスもカーペットもタイルのオプション価格もかなり割高なので、引き渡し後に自分の好きな材料で施工し直した方が安い可能性もあるレベルです。
オプションだと選べる材料は限定されるので、割高なオプションを選ぶメリットは少なそう。
購入したマンションの内装オプション価格をよく見て、上記参考価格のように割高な場合は、引き渡し後のリフォームを選択しましょう。
新築マンションおすすめオプション第16位|エアコンのグレードアップ
おすすめ度
新築マンションのオプション、おすすめ第16位はエアコンのグレードアップ。
新築マンションの標準仕様では、エアコンが1台のみ実装されているケースがほとんど。
他のエアコンは、オプションで対応するか、各自が量販店でつけるかを選択したりします。
筆者が本業としているリフォームでもそうですが、基本的にエアコンはリフォーム会社で購入するより、量販店で購入したほうがお得。
大量に仕入れをする量販店には、どうしても敵いません。
ですので、エアコンは自分で量販店にて手配することをおすすめします。
色々な種類の中から選べますしね。
また、マンションによっては、天井カセット型エアコンに変更するというオプションがありますが、筆者は天井カセット型エアコン自体をあまりおすすめしていません。
エアコン交換時に天井の工事を必要とするし、見た目もそれほどスッキリはしていませんよね。
これらの理由から、筆者は気軽に交換できて、見た目もおしゃれな壁付エアコンを、量販店で安く買うのがおすすめです。
おしゃれなエアコンは壁掛けでもありますよ!
新築マンションのオプションおすすめランキング|まとめ
新築マンションのオプションをおすすめ順にランキングにて紹介してきました。
基本的に、新築マンションのオプションはかなり割高なので、マンション引渡し後にリフォームをするのとそれほど価格が変わらないことがざらにあります。
ですので、こだわりのある人は選択肢が限られたオプションを使うより、リフォームで対応することをおすすめします。
材料の選択肢がオプションとは比較にならない程たくさんあるので、より理想のマンションに近づけられますよ。
また、まずは標準仕様のまま5~10年暮らし、その後にリフォームで色々な設備をグレードアップさせたり、床・壁・天井の仕上を自分好みのものにするという考え方もおすすめ。
くれぐれも「建築中オプションは無駄がないのでお得なんだ」という勘違いで、割高なオプションをつけまくることがないようにしましょう。
納得のいく住まいができることを、お祈りしています!
5,000円ギフトカードのキャンペーンもぜひ。
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