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玄関の間取りアイデア10選!間取り図と写真でわかりやすく紹介

玄関の間取り
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玄関の間取りアイデアで魅力的なものを、リフォーム設計のプロである筆者が、10プランに厳選して紹介します。

間取り図と写真をたくさん使って、わかりやすく説明していきます。

  • 動線がスムーズなもの
  • 使いやすいもの
  • シューズクロークがあるもの

など、玄関の間取りのアイデアが満載。

新築でもリフォームでも、玄関の間取りを検討している人は必見です。

玄関の間取りってそんなにたくさんバリエーションがあるものなの?

最近は新築する人もリフォームする人も、玄関に対する関心がかなり高まっていて、玄関の間取りはかなり工夫されています。

シューズクロークを設けたり、暗くなりがちな玄関を明るくする工夫がされていたり、などなど。

玄関は外出時や帰宅時に必ず通る場所なので、その間取りや動線はとても重要。

使いやすい間取りの玄関は、必要なものが必要な場所にあるので、無駄な動きがなくスムーズに外出できます。

また、必要なものが必要な場所に収納できれば、家の顔である玄関が雑然とすることはありません。

よりよい玄関の間取りにするために、ぜひ記事で紹介するプランのアイデアを参考にしてみてくださいね。

 

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玄関の間取り1|ウォークスルータイプのシューズクロークが便利なプラン

玄関の間取り、1つ目は「ウォークスルータイプのシューズクロークが便利なプラン」

玄関の間取り

出典:三井ホーム

このプランは、玄関と家の中をつなぐ動線が2つあり、

  • 家族は主にシューズクローク内を通過する動線を使い
  • お客様はメインの玄関ホールを通る動線を使用

帰宅時も外出時も動線に無駄がなく、とても使いやすい間取りになっています。

この間取りなら、玄関にくつが脱ぎっぱなしになることがなく、常にすっきりとした玄関が保てますね、

ただし、シューズクローク内はあっという間に収納物であふれてしまうことがほとんど。

ですので、玄関~シューズクローク間には引き戸をつけて来客時に隠せるようにしておくことをおすすめします。

来客時以外は、都度戸を開け閉めするのが面倒だな

このような人も、引き戸なら戸を開けっ放しにしておいてもジャマになりません。

 

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玄関の間取り2|シューズクローク→フィッティングルーム→洗面コーナーの動線プラン

玄関の間取り、2つ目は「シューズクローク→フィッティングルーム→洗面コーナーの動線プラン」

玄関の間取り

出典:三井ホーム

このプランは、1つ目の間取りプラン同様、ウォークスルータイプのシューズクロークがあるプラン。

シューズクロークの先にフィッティングルームがあり、さらにその先に洗面コーナーがあります。

帰宅時の動線を考えてみましょう。

玄関に入る

↓ ↓ ↓

シューズクロークでくつを脱いで収納する

↓ ↓ ↓

フィッティングルームでコートや帽子などを脱ぐ

↓ ↓ ↓

洗面コーナーで手を洗う

↓ ↓ ↓

室内へ

まるた
まるた
完璧な動線です!

次は外出時の動線。

洗面コーナーを通り抜ける

↓ ↓ ↓

フィッティングルームでコートや帽子を身に着け、身だしなみチェック

↓ ↓ ↓

シューズクロークでくつを選んで履く

↓ ↓ ↓

玄関へ


パーフェクト!
完璧です

ここで、このプランと似たようなプランを1つ紹介します。

シューズクロークの間取り

出典:大和ハウス工業

このプランも玄関からシューズクロークを通り抜けられるのですが、シューズクロークから洗面室に直接入る動線になっています。

先ほどのプランと同様に、帰宅時と外出時の動線を考えてみましょう。

まず帰宅時の動線。

玄関に入る

↓ ↓ ↓

シューズクロークでくつを脱いで収納する

↓ ↓ ↓

洗面室に入って手を洗う

↓ ↓ ↓

玄関ホールに出る

まるた
まるた
無駄のない動線です

次は外出時の動線。

廊下から洗面室に入る

↓ ↓ ↓

シューズクロークに入ってくつを選ぶ

↓ ↓ ↓

玄関へ

まるた
まるた
少し不自然さを感じませんか?

出かける前に洗面室に入る用事がなくても、洗面室を通らないとシューズクロークに入れないのです。

このプランの不自然さをなくすためには、玄関ホール~シューズクローク間にも出入口をつくればいいですね。

また、このプランはシューズクローク~洗面室間の扉部分で段差をつけています。

扉の位置での段差はあまり安全ではなく、使いやすさの面で、あまりおすすめではありません。

まるた
まるた
「扉を開け閉めする」という動作と「段差を上り下りする」という動作は同時にしない方が安全だからです

このプランの場合、シューズクロークの半分くらいを洗面室や玄関ホールと同じ高さにし、さらに玄関ホールへの出入口をつくると、使いやすい玄関の間取りになります。

文字だとすこしわかりにくいですよね。

次に紹介する玄関の間取り例が、まさにこのプランを修正したような間取りなので見てみましょう。

 

玄関の間取り3|シューズクロークから玄関にもホールにも洗面室にも行けるプラン

玄関の間取り、3つ目は「シューズクロークから玄関にもホールにも洗面室にも行けるプラン」

玄関の間取り

出典:三井ホーム

このプランは、シューズクロークからの動線が3通りあります。

  1. 玄関
  2. 玄関ホール
  3. 洗面室

帰宅時は玄関→シューズクローク→洗面室

外出時は玄関ホール→シューズクローク→玄関

動線に無駄がありません。

また、扉の位置に段差がないので、安全面も優秀。

とても使いやすい間取りです。

ただし、シューズクローク内に開口部が多いので、収納量は少なめ。

十分なスペースがとれる場合や、収納するものがあまり多くない場合に採用したいプランです。

 

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玄関の間取り4|ライトコートで玄関を明るくしたプラン

玄関の間取り、4つ目は「ライトコートで玄関を明るくしたプラン」

玄関の間取り

出典:三井ホーム

玄関の悩みでかなり多いのが「暗い」というお悩み。

  • 採光できる玄関ドアを選んだり
  • 玄関に窓を設けたり
  • 玄関上部に吹抜を設けたり

など色々な解決策があります。

ここで紹介したのは暗い玄関に対する解決策の1つ、ライトコート(光庭)を設けたプラン。

暗くなりがちな玄関や廊下を明るくするために、外壁ラインを少しくぼませて光が入り込む庭をつくっています。

リビングや子供部屋のように、玄関には南向きのさんさんとした日差しは必要ありませんが、ほんの少し穏やかな光が入るだけでだいぶ雰囲気はかわります。

まるた
まるた
このプランのライトコートは、玄関と廊下だけでなく、書斎にも光が入るよう設計されていますね

ライトコート内のガーデニングにこだわれば、とてもおしゃれな玄関に。

 

玄関の間取り5|玄関の正面にサロンを設けたプラン

玄関の間取り、5つ目は「玄関の正面にサロンを設けたプラン」

玄関の間取り

出典:三井ホーム

このプランは、玄関を入った正面に、趣味のアトリエと応接室を兼ねたサロンを設けています。

ひと昔前は、玄関の横にお客様をお迎えするためだけに応接室を設ける間取りが多くありました。

でも、使用頻度があまり高く無いわりに場所をとるので、最近ではあまり応接室をつくることは少なめ。

ただ、単純に応接をするだけのスペースではなく、趣味の部屋兼その趣味でつながる人を迎える部屋としてのサロンを設ける人は増えてきています。

たとえばフラワーアレンジメントの趣味を持つ人が、

  • フラワーアレンジメントの作業をする
  • 作品を飾る
  • フラワーアレンジメントを趣味としている仲間をお招きする

こういったことができるサロンを玄関の近くに設け、多目的に使います。

人を招いて楽しく過ごしたい人にぴったりのプランです。

 

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玄関の間取り6|コンパクトなシューズクロークなのにウォークスルーできるプラン

玄関の間取り、6つ目は「コンパクトなシューズクロークなのにウォークスルーできるプラン」

玄関の間取り

出典:大和ハウス工業

シューズクロークは、

  1. 玄関から玄関ホールなどに通り抜けできるウォークスルータイプ
  2. 玄関のみから出入りできるウォークインタイプ

この2種類。

ウォークスルータイプのシューズクロークは、複数の開口部が必要な上、人が通り抜けるスペースが必要。

ですので、かなりのスペースを必要とします。

6つ目に紹介したこのプランは、ウォークスルータイプのシューズクロークなのに、とてもコンパクトで無駄のない間取りになっています。

スペースがあまりないけれどウォークスルータイプのシューズクロークがほしい

このような人におすすめのプランです。

 

玄関の間取り7|出入口が1か所しかないシューズクロークなのにウォークスルーできるプラン

玄関の間取り、7つ目は「出入口が1か所しかないシューズクロークなのにウォークスルーできるプラン」

玄関の間取り

出典:パナソニック

このプランは出入口が1つだけしかないのに、ウォークスルーできるシューズクロークです。

出入口が1つで済むということは、その分収納スペースが増えるので、とても魅力的。

ただし、玄関と玄関ホールの両方に出入りできるサイズの開口部が必要。

引違い戸にしてもいいですね。

 

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玄関の間取り8|玄関を広くとったプラン

玄関の間取り、8つ目は「玄関を広くとったプラン」

玄関の間取り

出典:無印良品の家

無印良品らしいさっぱりとした間取りで、単純に玄関を広くしたプランです。

もちろん収納もありますが、土間スペースが圧倒的に広いのが特徴。

自転車やいす、スーツケースなど、無造作に置いてもサマになる間取りです。

 

玄関の間取り9|玄関に多目的なプチガレージを設けたプラン

玄関の間取り、9つ目は「玄関に多目的なプチガレージを設けたプラン」

玄関の間取り

出典:三井ホーム

8つ目の無印良品のプラン同様、玄関のタタキ部分を広くし、そのスペースの一部をプチガレージとしています。

  • アウトドアグッズの手入れをしたり、
  • 趣味の空間としたり、

夢がふくらむ空間。

玄関の間取り出典:三井ホーム

こんな感じでデスクを置いたり、自転車を入れたりしてもステキです。

プチガレージの先にはシューズクローク、洗面コーナーがあり、動線もばっちり。

 

玄関の間取り10|玄関の近くにウォークインクローゼットを設けたプラン

玄関の間取り、10個目は「玄関の近くにウォークインクローゼットを設けたプラン」

玄関の間取り

出典:大和ハウス工業

なんの変哲もない玄関に見えるけど?

その通り、いたって普通の玄関なのですが、このプランのポイントは玄関のすぐ近くにウォークインクローゼットがあるところ。

ウォークインクローゼットといえば、主寝室に設けることが多いですが、玄関の近くに設ければ家族全員が便利に使えます。

特に、コートなどは家の中に花粉や菌を持ち込まないという意味でも、玄関の近くに収納するのがベター。

まるた
まるた
玄関近くのウォークインクローゼットは本当におすすめ!

図面のような広さはなくても、家族全員のコートがかかるくらいのクロークが玄関にあるととても便利です。

 

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玄関の間取り|まとめ

玄関の間取りアイデアを10個紹介してきましたが、大きさや配置は多少異なっても、参考にできるポイントがいくつかあったのではないでしょうか。

リフォームでも新築でも、玄関の間取り考えるときのポイントは、

  1. 帰宅時の動線
  2. 外出時の動線

この両方を考え、無駄な動線がないかを確認すること。

帰宅時のことだけ考えて玄関の間取りをつくってしまったら、外出時の動線が不自然になってしまった例のように、どちらかの動線だけを優先することがないようにしましょう。

玄関は家の顔。

その間取りもとても重要です。

この記事の間取りアイデアが少しでも参考になれば幸いです。

 

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