「リフォームのショールーム」というものがあるのを、ご存知でしょうか。
よくあるキッチンやユニットバスなどの住宅設備のショールームではなく、住宅展示場でもありません。
「リフォームがどんなものか」を伝えるためのショールームです。
リフォームのショールームでは、リアルにリフォームを体感できるので、資料を見たり人から話を聞くのとは違う情報がたくさん。
今回紹介する3つのショールームは、リフォーム設計を20年以上続けている筆者が実際に見学してきたり、資料を確認するなどして自信をもっておすすめできるものばかりです。
筆者が実際にリフォームの打合せをしていて、常々思うのは以下。
↓ ↓ ↓
リフォームを検討するなら、お施主様もリフォームについてあらかじめある程度は勉強してきたほうがいい家づくりができる
もちろん、リフォームについて何もわからない状態でリフォーム会社に依頼をしても、計画は進んでいきます。
ですが、事前にリフォームのショールームやセミナーに出向いたり、資料を読み込んだりしてある程度の予習が済んでいるお施主様との打合せの方が、より深いところまで話し合うことができる傾向があるのです。
そもそも、
- リフォームをするか新築にするかが決まっていない人
- リフォームがどんなものなのか、どの程度きれいになるかがいまいちわかっていない人
このような人は、リフォーム会社にいきなり見積を依頼する前に、自分である程度の予習をした方がロスがありません。
たとえば、
- リフォーム会社の資料を取り寄せてみる
- リフォームの事例をネットや雑誌などで研究してみる
- リフォームのショールームやセミナーに行ってみる
これくらいで十分です。
これからリフォームをするすべての人に、読んでもらいたい記事はこちら。
リフォーム会社を決める前に絶対読んでおいてほしい記事はこちら。
10万円以上のリフォームをする人が、必ず知っておくべき内容をまとめた記事はこちら。
リフォームのショールームおすすめ3選
リフォームのショールームでおすすめの3選をさっそく紹介します。
【東京】パナソニック TOKYOリノベーションミュージアム
予約不要
※2021.08.09に閉館しました。
筆者が見学したときのレビューを、画像満載で記事にしています。
↓ ↓ ↓
どのリフォームのショールームも「リフォームがどんなものか」がよくわかる展示になっています。
リフォームを検討中の人だけでなく、
- 新築かリフォームで迷っている人
- 将来的にリフォームを検討したい人
など、リフォームに興味がある人なら、行って損することはないショールームばかり。
次は、それぞれのショールームについて、簡単に説明していきます。
【東京】パナソニック TOKYOリノベーションミュージアム
リフォームのショールームとしては最大規模で、見ごたえ十分なTOKYOリノベーションミュージアム。
TOKYOリノベーションミュージアム
東京都港区
予約不要
※2021.08.09に閉館しました。残念です…。
TOKYOリノベーションミュージアムはパナソニックが主催するショールーム。
と、担当者がいうだけあり、パナソニックのショールームという感じはまるでなく、リフォーム一色。
マンションの1室を再現した模型があり、
リフォーム前
スケルトン状態(床・壁・天井の仕上を取り払った状態)
リフォームプラン3つ
計5つの模型を楽しめます。
さらに、画像でたくさんのリフォーム事例が見られるなど、情報が満載。
最大の見どころは「リアルサイズモデルルーム」。
原寸でリフォーム後のマンションの1室を再現したモデルルームが2つも!あります。
とにかく規模も情報量も圧倒的なので、リフォームに興味がある人はまずTOKYOリノベーションミュージアムに行くことをおすすめします。
※残念ながら2021.08.09に閉館してしまいました。筆者が実際に見学し、画像満載の記事を書いたので、よかったら読んでみてください。
↓ ↓ ↓
【全国】リノベる。のショールーム
今回紹介するリフォームのショールームの中で、唯一全国にあるのがリノベる。のショールーム。
実際にマンションの1室をリフォームしてショールームにしているので、よりリアルにリフォームを体感することができます。
選ぶショールームによって、広さや間取り、インテリアテイストもまちまち。
より自分の検討している家に近いショールームを選ぶと、イメージがふくらみやすいですよ。
とはいえ、近くにあるショールームが自分のイメージと違うテイストだったとしても、「リフォームを知る」という意味では見学する価値は十分あります。
リノベる。のショールーム予約はこちら。
リンク先から行きたいショールームを選び予約してください。
↓ ↓ ↓
無料でリノベる。のショールームを予約するまずはリノベる。の資料を見て研究してからショールームを検討したいという人はこちら。
↓ ↓ ↓
無料でリノベる。の資料をもらう筆者も取り寄せてみましたが、営業色はほとんどなく、おしゃれな施工事例など、リフォームの参考になる内容が満載でした。
【東京・神奈川】グローバルベイスのショールーム
グローバルベイスのショールームは東京と神奈川にあるマンションの1室を実際にリフォームしたもの。
こちらもリアルにリフォームを体感できます。
東京と神奈川中心ですが、かなり数多くのショールームがあります。
全体的にナチュラルテイストのインテリアが多いですが、少し個性的なショールームが見たいという人は渋谷の本社ショールームラウンジを選んでみては。
部屋ごとに異なるテイストのインテリアで仕上げているので、色々な空間を楽しめますよ・
グローバルベイスのショールーム予約はこちら。
リンク先ページ右上の「ショールーム一覧」をクリックすると一覧が出るので、行きたいショールームを選び予約してください。
↓ ↓ ↓
リノベーションセミナーをお探しの方まずはグローバルベイスの資料を見て研究してからショールームを検討したいという人はこちら。
リンク先の右上にある「まずは相談(無料)」をクリックすると、資料請求フォームが出てきます。
↓ ↓ ↓
リフォームのショールームで見るべきポイント
リフォームのショールームに行ったらぜひ見てきてほしいポイントは3つ。
- リフォームでできること、できないことを確認してくる
- 広さ感を確認してくる
- 材料の質感を確認してくる
リフォームでできること、できないことを確認してくる
出典:リノベる。
リフォームのショールームで1番見てきてほしいポイントが、この「リフォームでできること、できないことを確認してくる」こと。
リフォームにはできることと、できないことがあります。
特にマンションの場合、構造体であるコンクリート部分を触ることはできないので、玄関の位置や窓の位置を変えたりすることはできません。
コンクリートに穴があけられないので、換気扇などの排気出口を変更することも不可。
また、一部の給排水管にも触れないので、水廻りの位置を変更したりする場合は「床組の工法によっては」床に段差ができることも。
他にも、マンションによっては床の防音上、使用できる床材に制限がある場合もあります。
確かに制約があるので、「スケルトンリフォームならなんでもできるんでしょ」と思われると、それは違います。
どうしてもリフォームで実現不可能なことをしないと理想の家がつくれないのであれば、リフォームを選択すべきではありません。
それでもリフォームでできることはかなり多く、逆に言うと制約さえクリアすればいいだけなので、可能性は無限に近いレベル。
制約を回避しながらリフォームをする例としては、
- 構造体のコンクリートに直接天井材が張ってある場合は、電気配線の移動ができないので、ダクトレールを使って照明器具の位置を変更
- 構造体のコンクリートに直接床材が張ってある場合は。給排水管の移動が難しいので、床を一部高くして水廻りの位置を変更
などなど、他にもたくさんの事例があります。
リフォームのショールームでは「マンションの1室をリフォームした状態」を再現していますから、色々な制約をクリアした上での「リフォームの可能性」を実際に体験できるのが魅力。
- リフォームでできないことをどのように回避して、リフォームをしているのか
- 制約を回避したリフォームで、自分は満足できるのか
このあたりをリフォームのショールームでよく見てジャッジしてみてください。
また、これから中古物件を探すという人は、リフォームでできること、できないことを確認しておくと、どんな物件を買ったらいいかの参考にもなります。
マンションの場合でも戸建ての場合でも、理想に近い状態からのリフォームであれば、比較的費用をおさえて理想を実現することが可能。
さらに、マンションも戸建てもリフォームしやすい構造の家とリフォームしにくい家とがあるので、リフォームしやすい家を選ぶというのもポイントです。
リフォームのショールームで、リフォームの可能性を確認しておけば、
- どんな家が自分の理想に近づけやすいのか
- どんな構造がリフォームしやすいのか
が、なんとなくながらにもわかるようになるので、リフォームのショールームで得る知識は中古物件探しにもすごく役に立ちます。
「リフォームでどこまで自由なプランができるか」
「リフォームでどこまできれいになるのか」
これらを実際に体感した上で、今後のリフォーム計画を進めるとすごくスムーズ。
↑実際にリフォームのショールームを見たお施主様からよく聞く感想です。
別記事でマンションリフォームについて詳しく説明していますので、あわせて読んでみてください。
マンションリフォームの基礎知識|これだけは確認すべき!4つのチェックポイント
空間の広さ感を確認してくる
リフォームのショールームで見てきてほしいポイント、2つめは「空間の広さ感」。
リフォームの打合せをしていて、1番お施主様に伝えにくいのが「広さ感」なんです。
できる限りの説明はするものの、実際の広さ、天井高でリフォームをしてみると、「思ったより広かった」「思ったより狭かった」などの感想はよく耳にします。
リフォームのショールームは実際の空間を再現しているので、家具などもきちんと配置。
こんなふうに各部屋の広さに対して、自分がどんな印象を持つのかを確認しましょう。
「リフォームのショールームではリビングが8畳で少し狭く感じたので、自分の家は10畳くらいはほしい」
などの目安になります。
材料の質感を確認してくる
出典:パナソニック 東京リノベーションミュージアム(閉館)
リフォームのショールームで見てくるポイント、3つ目は「材料の質感」。
例えば、無垢のフローリングが張ってあった場合、
- ごく近くで見た印象
- 遠目から床全体を見た印象
- 実際に素足で踏んでみた感触
を確認してみてください。
もちろん、フローリングだけでなく壁材、天井材、すべての素材を実際に目で見て触ってきてください。
リフォームに限った話ではありませんが、住宅に使われる床材や壁材はかなりの種類があるため、そのすべての材料について実際に施工してあるものを見ることは不可能。
小さなサンプルを見て、全体に施工したところを想像しながら決めていくしかありません。
ですので、施工してある材料をできるだけ多く見ることで、「このサンプルは全体に施工するとこうなる」という想像力を高めていくと、実際のリフォームの打合せですごく役立つことに。
リフォームのショールームには色々な材料が施工してあるので、くまなくチェックしてきてくださいね。
リフォームのショールームおすすめ!まとめ
リフォームのショールームで、おすすめのものを3つ紹介しました。
リフォームのショールームは何よりも手っ取り早く「リフォームを体感する」ことが可能。
資料をあれこれ見たり、人から話を聞くのも大事ですが、リフォームのショールームで得られる情報はまた違うひらめきを与えてくれます。
今すぐリフォームを検討したい人だけでなく、
- 新築かリフォームで迷っている人も、
- 将来的にリフォームを検討しようという人も、
少しでもリフォームに興味がある人は、1度リフォームのショールームを見ておくべき。
リフォームをリアルに体感することで、あれこれ悩んでいたことが明るくなり、自分の進む道が見えてくることもありますよ。
ぜひリフォームのショールームに足を運んでみてくださいね!
リフォームのウラもオモテも知り尽くした筆者が、リフォームの必勝法を伝授!
↓ ↓ ↓
リフォーム成功に必要なたった1つのこと|すべての失敗はコレが原因
リフォームに失敗する人が多すぎるので書いた渾身の記事
リフォーム成功に必要なたった1つのこと|すべての失敗はコレが原因
リフォーム会社比較サイトを「プロの目」で見てランキングにした記事
リフォーム比較サイトランキング|プロおすすめは2サイトだけ!
ほぼ失敗するよね」ということを包み隠さずお話したすごい記事
「ここに頼んだらリフォームはリフォームはどこに頼む?プロが1mmもおすすめしない依頼先は?