リフォームのチェックリストを作成しました。
リフォームの工事内容を決めるために便利なチェックリストです。
リフォームすべき内容を決めるためには、まず現状の住まいを把握することが重要。
チェックリストを使って今の家に対する不満点をすべて洗い出し、その不満を解決するためのリフォーム内容を考えていけば、おのずとリフォームの工事内容が決まります。
このチェックリストは、リフォーム設計歴20年の私が、今まで耳にした家に対するありとあらゆる不満点をすべて網羅した110項目。
このチェックリストさえ確認すれば、あなたの家に必要なリフォームがもれなく見えてくるはずです。
大丈夫です!
項目は多いですが、さらっと見られるように工事部位別にまとめてありますよ。
それと、チェックリストでは「不満点のチェックだけ」をすればOK。
その不満点を解決するためのリフォームは、リフォーム会社に考えてもらうのがベストです。
あなたの家に必要なリフォームをもれなく提案してもらうためにも、ぜひこの「リフォームのチェックリスト」を使ってみてくださいね。
さっそく、外部の不満点からチェックスタートです!
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リフォームのチェックリスト【外部編】
リフォームのチェックリスト、外部編です。
リフォーム内容というとなんとなく家の中だけを考えてしまいがちですが、家の外にもリフォームが必要な箇所はたくさん。
まずは家の外側のリフォーム内容を考えるために、部位別にチェックリストを見ていきましょう。
屋根のチェックリスト
リフォームのチェックリスト、外部編1つ目は屋根。
「屋根なんて見えないからわからないよ」という人は、1階の屋根などの見える範囲でチェックすれば大丈夫です。
屋根や床下を無料で点検してくれるリフォーム会社が多いので、打合せが始まってから全体を確認すればよいでしょう。
それと、屋根の工事履歴(葺き替えや塗装など)を事前に確認しておいてください。
目安として25~30年を超えている場合は、塗装ではなく葺き替えがおすすめです。
さて、ここから屋根の不満点チェックリストです
- 屋根の瓦やスレートがずれていると通りすがりの業者に言われたことがある
- 屋根の色が薄くなったり、汚れている
- 屋根の板金部分の色が薄くなったり、サビたりしている
- 出窓屋根板金の色が薄くなったり、サビたりしてきた
- 雨樋の色が薄くなったり、汚れている
- 雨樋に割れている部分があって、雨が垂れてくる
- 雨樋を留めている金具がサビている
- 雨樋に葉っぱなどが詰まって、雨が流れにくくなっている
外壁のチェックリスト
リフォームのチェックリスト、外部編2つ目は外壁。
外壁もリフォーム会社が後でチェックしてくれますが、事前に自分でも見ておくと話が早いですよ。
こちらも事前に外壁の塗装履歴を確認しておいてください。
外壁は塗料によって違いはありますが、だいたい10~15年で再塗装をおすすめすることが多いです。
ここから外壁の不満点チェックリストです。
- 外壁を手のひらでなでると、手に白く塗料が付くか(つく場合塗装のタイミングです)
- 外壁にヒビがある
- 北側にコケやカビが生えている
- 外壁の色が薄くなったり、汚れている
外部その他のチェックリスト
リフォームのチェックリスト、外部編の最後はその他の部位。
屋根、外壁以外にも、外部には意外と不満点がありますよ。
ここから外部その他のチェックリストです。
- 基礎にヒビがある
- 排水マスが割れている
- 排水の流れが悪い
- 玄関ドアの色が薄くなったり、汚れている
- 玄関ドアのカギがピッキング対応でなく心配だ
- バルコニーが古くなってきた
- バルコニーの床がギシギシする
- 門扉が古くなってきた
- 門灯、ポーチ灯、勝手口灯などの電気がつかない、古くなってきた
- インターホンがこわれている
リフォームチェックリスト【内部編】
リフォームのチェックリスト、内部編です。
今度は家内部の不満点を、チェックリストで探していきましょう。
まずは家の内部全体の不満点から。
内部全体のチェックリスト
リフォームのチェックリスト、内部編1つ目は内部全体。
おもに水廻り以外の空間について書きますが、家全体に関する内容になります。
ここから家全体の不満点チェックリストです。
- 家が寒い
- 足元が寒い
- 家が暑い。とくに2階が暑い
- 空調が効かない
- 換気が悪い。空気がよどんでいる
- 風通しが悪い
- 家の中がジメジメと湿気ているような感じがする
- 空間の大きさ(部屋の大きさ)が大きすぎる、狭すぎる
- 天井の高さが低く開放感がない
- 掃除がしにくい
- 使っていない部屋がある
- 部屋数が足りない
- 外の音がうるさい
- 床(フローリングやフロアシートなど)が汚れたり、ささくれたりしている
- 段差がある
- 壁クロス、天井クロスが汚れたり、剥がれたりしている
- 窓が結露する
- ドアの開閉がしにくい
- ドアを開くと通行する人にぶつかりそうになるなど開き勝手が悪い
- 引戸の動きが悪い
- 照明器具の電気がつかない、古くなってきた
- 必要な場所に手摺がない
- 廊下など暗い空間がある
- 階段が急だったり廻り階段で危ない
- 雨漏れしていそうなシミが天井や壁にある
キッチンのチェックリスト
リフォームのチェックリスト、内部編2つ目はキッチン。
キッチンはリフォームの中でも断トツで件数の多い部位。
その分、こだわりが強く出やすい場所です。
毎日長時間使うスペースなので、それだけに不満もたくさんあるはず。
不満を全部解消して大満足のキッチンを作りましょう!
ここからキッチンの不満点チェックリストです。
- キッチンが狭い
- キッチンが暗い、寒い
- キッチンの窓が小さい
- キッチンに収納が少ない
- キッチンがリビングやダイニングなどから独立していて寂しい
- キッチンの床が汚れている。水などが垂れてシミになっている
- キッチンセットのカウンター高さが低い
- キッチンセットの扉がきちんと閉まらなくなってきた
- キッチンセットの扉の材料が剥がれたりしてきた
- タオルをかける場所がない
- 食器洗い乾燥機や浄水器が後付けで、掃除がしにくい
- キッチンの吊戸が高くて使いにくい
- シンクとカウンターの間のシリコンがカビていて汚い
- 水栓金具の調子が悪い
- コンロの調子が悪い
- 魚焼き器が汚れている
- 換気フードが汚れている、掃除が大変
- 換気フードが煙を吸わない
- キッチンのタイル目地が汚れたり、カビが生えたりしてきた
- 分別ごみに対応するだけの、ゴミ箱スペースがない
- 勝手口がほしい
- 勝手口があるけれど使っていないので、なんとかしてほしい
- Gなどの虫がでる
洗面室のチェックリスト
リフォームのチェックリスト、内部編3つ目は洗面室。
洗面室のリフォームをする場合は、お風呂とセットで工事することをオススメします。
お風呂のドアを交換するときに洗面室側の床や壁も傷めてしまうので、それを補修するために既存の洗面台を脱着する必要がある場合が多いのです。
また、タイルのお風呂→ユニットバスに変更する場合は、洗面室の床に配管を点検するための「床下点検口」をつけることが多く、そのための床組をし直さないとなりません。
(2階のお風呂やマンションのお風呂の場合にはつけないことがほとんどですが、戸建ての1階にはつけることが多いです)。
その場合も既存の洗面台を脱着する場合が多いのです。
古い洗面台を一度外して元に戻すために費用をかけるなら、お風呂のリフォームと時期を合わせて新しい洗面台を取り付けたほうが無駄が少なく満足度も高いですよね。
ここから洗面室の不満点チェックリストです。
- 洗面室が狭い
- 洗面室が寒い
- 換気が悪い
- お風呂の湿気などでジメジメしていたり、カビが生えている
- 洗面室に収納が少ない
- お風呂の出入口付近の床が傷んでいる、またはギシギシ床鳴りする
- 洗面台のカウンターの上が、歯ブラシや化粧水などの小物で雑然としている
- 洗面台のボウルとカウンターの間にあるシリコンに、カビが生えていて汚い
- 洗面台と壁の間のシリコンにカビが生えていて汚い
- 洗面セットのミラーが汚れている
- タオル掛けがグラグラする、汚くなってきた
お風呂のチェックリスト
リフォームのチェックリスト、内部編4つ目はお風呂。
洗面室でも書きましたが、お風呂と洗面室はセットでリフォームすることをおすすめします。
お風呂をリフォームするパターンですが、
- 現状タイルのお風呂→新規ユニットバス
- 現状ユニットバス→新規ユニットバス
の2種類が多いですね。
どちらにしても、最近のユニットバスはとても性能がいいので、
- 掃除のしやすさ
- 暖かさ
- 劣化のしにくさ
などなど、昔のものとは大きく違っています。
不満点の多いお風呂ですから、リフォームをして快適になる可能性はとても高いですよ!
ここからお風呂の不満点チェックリストです。
- お風呂が狭い、浴槽で足が伸ばせない
- お風呂が寒い
- お風呂の収納が足りない
- 洗面室からの段差が気になる
- 窓にカビが生えていて汚い
- 窓につけたブラインドの掃除が大変
- タイルの目地にカビが生えていて汚い
- タイルの目地にヒビが入っていて、水が漏れていそう
- お風呂の出入口ドアがカビで汚い
- 水からお湯になるのに時間がかかる
- シャワーの水圧が低い
- シャワーフックの高さが気に入らない
- 必要な場所に手摺がない
- 追い焚き機能がない
- 給湯器リモコンの位置が気に入らない
- フロフタにカビが生えていて汚い
- 換気扇の効きが悪い
トイレのチェックリスト
リフォームのチェックリスト、内部編5つ目はトイレ。
人は1日に平均で7回トイレに行くといいます。
滞在時間が短いながらも、不満点はたくさんありそう。
筆者が一番改善してほしいポイントは、手摺!
どんな年齢でも便器から立ち上がる時に手摺をつかみたいタイミングはあるはずです。
疲れているときとか、ぎっくり腰寸前のときとか、手摺があればきっとつかみますよ!
紙巻器を一体になった手摺などもありますし、色や素材も色々な品揃えがありますので、「THE 手摺」って感じがイヤな人も一度検討されることをオススメします。
それと、水道料金に占めるトイレでの水使用量って結構なボリュームです。
節水型の便器に変えることで水道代がググッと下がることも!
1回あたりの水の使用量(大)が古い便器→新しい便器で、13リットル→4.8リットルまで節水になっています(TOTO商品参考)。
ここからトイレの不満点チェックポイントです。
- トイレが狭い
- トイレが寒い
- トイレが暗い
- トイレの床が汚くなっている
- 便器の掃除がしにくい
- 水道代が高い
- 必要な場所に手摺がない
- 紙巻器が汚い
- タオル掛けが汚い
- 手洗い器がタンクと一緒で使いにくいし、汚れやすいのが気になる
- 出入口に段差がある
- 換気扇がない、または、換気扇の効きが悪い
リフォームの必勝法
リフォームのチェックリストが終わったら、次はリフォームに失敗しないための知識を深めませんか?
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リフォーム成功に必要なたった1つのこと|すべての失敗はコレが原因
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リフォームのチェックリスト|まとめ
リフォームのチェックリストで、外部編と内部編とにわけて、たくさんの不満項目をあげてきました。
自覚できていなかった不満はありましたか?
次はチェックした項目をもとに、どの不満が一番大きいのかなどの順番付けをしてみてください。
その不満の解消がそのまま「リフォームしたい内容」につながります。
もちろん、解消方法は自分たちで考える必要はありません。
プロであるリフォーム会社の担当者が色々な解決策を出してくれるはずです(逆に、その対応を見てどのリフォーム会社に依頼したいかがみえてくると思います)。
このチェックリストで、不満の残らないリフォームができますように!
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